イベント情報

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【海の博物館】特別展「鳥羽の漁村・小浜」

掲載日 2023/04/28

  • 南鳥羽エリア
  • 4月
日 程
2023年4月22日(土)~6月25日(日)
時 間
場 所
鳥羽市立海の博物館 特別展示室 三重県鳥羽市浦村町1731-68
お問合せ
TEL(0599)32-6006
WEB
http://www.umihaku.com/
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鳥羽市小浜町は、鳥羽市の最も北に位置する海辺の集落です。令和5 年現在、戸数 396 戸、人口 753 人が暮らしており、 鳥羽磯部漁業協同組合の正 組合員 13人、准組合員 29 人 の計 42 名の漁師たちがタコツボ漁、釣り漁、刺網漁、ワカメ養殖、カキ養殖などを営んでいます。大正10 年頃(いまから 100 年前)の『三重県漁村調査』によると、小浜の戸数は 189 戸、うち専業漁業 141 戸、兼業漁業 20 戸とあり、総人口 1077 人のうち漁家人口が 810 人を占めていて、ほとんどの家が漁業で生計を立てていた「漁村」であったことが記録されています。当時の小浜の漁業種類は「鯔 建 切網 漁業 ぼらだてきりあみ 」( 1 組)、「 雑魚延縄 ざつぎょはえなわ 漁業」( 150 艘)、「 雑 魚釣 ざつぎょつり 漁業」( 150艘)、他に「 瀬 建網 せだてあみ 漁業」( 12 艘)、「 手繰網 てぐりあみ 漁業」12 艘)などで、 鯛 、 蛸 、 黒鯛 、 鱸 、 鮃 が 多く 捕れ 、 鮫 、 鰈 、 鰆 も捕っていたことが明記されています。小浜地区は、旧海の博物館が立地していた場所から一番近い漁村です。従って、博物館が漁村資料の収集活動を始めた昭和 45 年頃から 50 年代には、小浜の漁家から、鯔建切網漁、鯛延縄漁、一本釣漁などに使われた数多くの漁具や漁具製作に使った資料を寄贈していただきました。今回の特別展では、小浜の漁家から寄贈され、文化財収蔵庫内で大切に保管している 漁具やその製作道具類を中心に展示 して 紹介 を します 。これらの資料は、江戸から明治、大正、昭和の時代に天然素材を材料に手作りでつくられ、漁師たちに使われてきたものです。また展示場では、小浜の人々に伝わる漁や魚にまつわる小噺や言い伝えを紹介、古い写真なども展示します。そして、現在も済渡院(お寺)の境内に建つ「鯐」(すばしり)、「鯔」(ぼら)、「鰶」(このしろ)、「螠」(ゆむし)を供養する 5 つの石碑「南無阿弥陀仏 鯐鰡供養塔 」 2 基)、 「南無阿弥陀仏 鯐鰡鰶供養塔 」 、 「南無阿弥陀仏螠供養塔」( 2 基)について、その設立の年月日、碑文の記録などを紹 介することで、小浜周辺の海で現在では考えなれないような「鯔の大漁があったこと」、また螠をとるための漁師の知恵と工夫が「鯛の豊漁に繋がったこと」などをお伝えします。漁師たちの知恵や工夫がつまった多くの種類の漁具、大漁や豊漁の喜びと魚介を供養する漁村の暮らしなど、ひと昔前の鳥羽の漁村「小浜」を知っていただける展示です。

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